竹田市街地から熊本方面へ国道57号線沿いに約8㎞行った所で、荻町に続く高台にあります。円墳と前方後円墳が各2基づつあり前者は直径20m高さ4m、後者は全長47m高さ6mです。「日本書紀(にほんしょき)」や「風土記(ふどき)」などには、第12代景行天皇(けいこうてんのう)が九州の熊襲(くまそ)を征伐したという伝説があります。その天皇と関わりがあると思われるのが七ッ森古墳です。大正時代の調査では、二つの組み合わせ式石棺の中から6枚の銅鏡(どうきょう)、勾玉(まがたま)、碧玉製釧(へきぎょくせいくしろ)、刀子(とうす)などの副葬品が出土しました。