円形分水えんけいぶんすい

この円形分水は農業用水路である音無井路(おとなしいろの終端にあります。2km離れた取水口から暗渠あんきょ(トンネル)を掘り1892年(明治25年)に通水しました。しかしここから3線の幹線水路に分配する水の量で水争いが絶えませんでした。そこで円筒形のタンクの中央に逆サイフォンで水を導き20個の四角い穴から水を落とし、1着線は5個、2着線は8個、3着線は7個の割り当てをし、耕地面積に比例した分配がなされ、水争いがなくなりました。